minerva2050 午後の愉しみ

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音楽

「25年目の弦楽四重奏」&「持ち重りする薔薇の花」

もし人生がもう一つあったら何をしたいかと質問されて、 「第二の人生では心理学者になって、なぜクヮルテットの四人の仲がぎくしゃくするのか研究したい」 と答えたくらいなのに、演奏となるとじつにいいアンサンブルでじっくり聴かせる、 「持ち重りする薔…

30STM ジャレット・レト監督ドキュメンタリー「ARTIFACT」

2008年夏、新たな創作の場を求めて動き始めた サーティセカンズ・トゥ・マースは 所属レコード会社EMIから契約不履行で提訴された。 訴訟額3000万ドル、30STMに30ミリオン だが彼らは屈することなく新譜の政策に着手 中心人物ジャレット・…

「永遠のマリア・カラス」

地方に住んでいますとなにせ会場が遠いのと、オペラ公演を観にけるほど経済的余裕はありません(こっちが本音か)ので、 どうしても映画館でのライブビューイングかテレビ放送で楽しむことになります。 それにしても最近震えるほどの感動を受ける舞台に接し…

ヴァレリー・アファナシェフ -奇跡のピアニスト(その4)

春の日、早朝5時に目覚めた。 まわりの人に迷惑にならないようヘッドフォンで、アファナシェフのシューベルト「ピアノソナタ第21番」を聴く。 ゆっくり、しらじらと夜が明けていく時間の流れと、アファナシェフのゆるゆるのテンポがうまくシンクロするの…

ジャクリーヌ・デュ・プレ(奇跡のチェリスト)

ジャクリーヌ・デュ・プレの想い出 [DVD](2005/09/14)デュ・プレ(ジャクリーヌ)商品詳細を見る ひさしぶりにジャクリーデュ・プレのシューベルト「ます」のビデオを観ている。 1969年ロンドン公演の記録である。 当時、デュ・プレ24歳、新婚の夫ダニエ…

シューマン 音楽の友その1「シューマンの指」から

「シューマン『ピアノ協奏曲イ短調』Op54 バロック時代にチェンバロ協奏曲としてはじまり、モーツァルトの手で豊かに開拓された、ピアノ協奏曲というジャンルにおける最高傑作。 ・・・各楽章は明確な意匠の下で動機的に関連づけられ、主題は堅固な組み立…

「日本の伝統音楽」の魅力

ロラン・バルトが日本を『表徴の国』と評したのは1970年であったが、西洋人が邦楽を野蛮な「雑音」と捉えなくなったのはごく最近のことである。 雅楽を観る機会はよほどのことがないと体験できない。 安芸の宮島では雅楽舞台で年に2,3度あるが、神官によ…

イタリアオペラを愉しむ(その1)椿姫

ありがたいことに、最近はMET(メトロポリタンオペラライブビューイング)でオペラを臨場感そのままに愉しむことができるようになりました。 高価なLDやDVDを買わなくても、ハイビジョン画質、5.1チャンネル音質で茶の間で楽しめます。 ゴルフのテ…

Remember "Imagine"

もう忘れられた広告でしょうか? あの9.11の2週間後 2001年9月23日「ニューヨークタイムズ」 たった1行の全面広告。 Imagine all the people living life in peace そして、いま再び IMAGINE Imagine ther…

リリー・クラウスのモーツァルト

モーツァルト聴きはやっぱりオペラがいいという人、河上徹太郎。やっぱり交響曲がいいという人、小林秀雄。 好みはいろいろ、ざっと平均に直すとピアノ協奏曲がいい、という人が多い、わたしもその一人。 ではだれの演奏がいいの?となるとこれも好み。 天真…

音楽の友その2「シューマンの指」から

「シューマンの過酷な運命は知る人ぞ知る、自殺もやむをえない」と書いたが、 ロベルト・シューマンは1856年7月29日午後4時、死亡した。 自殺といえるかどうか、病死というのが正しいかもしれない、拒食による餓死を自ら選択できるだろうか。 では死…

アナトリー・ヴェデルニコフ 奇跡のピアニスト(その3)

ロシア・ピアニズム名盤選28 ヴェデルニコフ/20世紀ロシアの作品(2005/05/25)ベデルニコフ(アナトリー)商品詳細を見る 日本人がよく知るロシアのピアニストといえばリヒテルとギレリスであろう。 そのリヒテルが西側記者団に「国には自分よりすごいピアニス…

マリア・ユーディナ 奇跡のピアニスト(その2)

すこし昔、友人Hが新しいステレオを買ったので聴きにこないか、と誘った。 彼の部屋に入ると机の上に大きめのラジカセが置いてある。 「これを買ったんだ」とうれしそうに言う。 友人Hはクラッシックファン、とくにジョージ・セル指揮のクリーブランドオー…

奇跡のピアニスト

ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフ、文芸の世界で圧倒する芸術家はロシアに多いが、 そのほかの芸術分野、例えば映画、バレエなどでも優秀な芸術家が輩出している。 それは世界の七不思議のひとつと言っていい。 例えばバレエ、いわゆるクラッシック…

プロムジカマンドリンアンサンブル「マンドリンに魅せられる」

U2、あの独特のピッキングを彷彿とさせるマンドリンのトレロモ「細川ガラシャ夫人」は1901年に発表された古典的名曲ですが、その現代性に驚きました。 最近、縁あってマンドリン音楽を聴く機会が2度ありました。 ひとつは山口大学マンドリンクラブ創…

30 Secounds to Mars  Closer to The Edge

30 Secounds to Mars Closer to The Edge 訳詩 maon saeki 限界を超えて あの瞬間のことは覚えていない 必死で忘れようとしていた 自分を見失いそうになっていたこと 言葉にしないほうがいいのだろうか 限界を超えて 間違いなく確実に 炎へ飛び込む…

よみがえる復刻版レコード

いまだに信じられないのだが、その音を聴くとレコード音がよみがえっている。 わたしは1930年代のSPレコードの復刻LPレコードを幾枚か所有しているが、 名演奏はともかくなんと言ってもザーザーというSP特有の音質の悪さに閉口してあまり聴く気がしな…

オペラを愉しむ(その3)「カルメン

イタリアオペラではありませんがフランス、ビゼー作曲の最高傑作「カルメン」。説明の必要はないでしょう。 METライブビューイングでも盛り上がった作品でした。 カルメン役しだいで観客が乗れるかどうかが決まります。 美貌のエリーナ・ガランチャが野性…

イタリアオペラを愉しむ(その2)アイーダ

アイーダはスエズ運河開通を祝う祝祭劇です。 MET版でも壮大なセットを組んでのスペクタクルドラマを見せてくれました。 有名なトランペットによる「凱旋行進曲」と兵士たちの行進が見所聞き所となります。 スエズ運河の完成は1869年の11月、それを…