「スターバックス成功物語」
二日に一度は必ず近くのスターバックスで過ごす。
時間は正確に1時間。
わたしの大切な読書タイムである。
今朝、バリスタの勧めてくれたイスラ(フローレス インドネシア)は
甘く爽やかな森林の空気を喚起させてくれた。
スターバックス成功物語 (1998/04) ハワード シュルツ、ドリー・ジョーンズ ヤング 他 商品詳細を見る |
「スターバックス成功物語」
「父が職場で足首をくじいたのは、千九百六十一年の寒い日のことだった。
当時、私はまだ七歳で、雪の降り積もった学校の運動場で友達と雪合戦をしていた。
母がアパートの七階の窓から身を乗り出して必死に手を振っているのが見えたので、私は家に駆け戻った。
『パパがけがしたのよ』と母が言った。『すぐ病院に行かないと』
収入の道を絶たれたシュルツ家は貧乏のどん底に落ちた。
「スターバックス物語」の書き出しはこうはじまる。
よくあるアメリカンドリームのようにみえるが少し違う。
スターバックスというカフェ文化、心地よい居場所のありようを謙虚に提案している。
スターバックスの名前の由来はすでに「メルビル」の項で話した。
あの女神マークの誕生は、北欧神話のセイレンを図案化したものらしい。
創業時のジェリー・ボールドウィンやゴードン・バウカーの話はいかにも港町シアトルらしくておもしろい。
著者はともかく創業者のふたりの変わり者がいなければ歴史は始まっていない。
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