映画「デンジャラスラン」
『デンジャラス・ラン』原題は「 Safe House」原題も邦題も話がよく見えない、だからおもしろいのかとにかく目が離せない。
まずデヴィッド・グッゲンハイムの脚本が凝っている。
フレデリック・フォーサイスのスパイ小説を彷彿とさせる展開、ラストはどこに行き着くのかわからない。
ただいまどきのスパイものはアクションが売り物、やたらと銃を撃ち、格闘する。ノラ・アルネゼデール
もう少し強弱をはっきりさせるともっと楽しめたろうに、始終ドンパチでは観客のほうがくたびれる。
デンゼル・ワシントンの演技はさすがと思わせる、いっぽうライアン・レイノルズはやや役不足。
恋人役のノラ・アルネゼデールは存在感があってもう少し見たかった。
よほど南ア国の協力体制がよかったのだろう、
日ごろ見ることのないケープタウンの街角がよくわかる。
これはまた映画の楽しみのひとつ。
デンゼル・ワシントンは南アに縁のある人。
マンデラ氏の安否が気付かれる今日観るのは意味があるかもしれない。