映画「キリングショット」新人監督アーロン・ハーヴェイへの期待
『キリング・ショット』(原題 :Catch.44)はグロテスクで不条理なB級映画です。
では観なければいいのですが、観て記憶に残しておいたほうがいいかもしれません。
それは新人監督アーロン・ハーヴェイがアメリカ映画ではめずらしいアート系こだわり監督のように見受けられるからです、青田買いで。
もちろんこのグロテスクな画面はクエンティン・タランティーノの「パルプフィクション」から。
赤い帽子の変なおじさんはヴィム・ヴェンダースの「パリテキサス」へのオマージュ。
そしてリドリー・スコットの「テルマ&ルイーズ」を彷彿とさせる女性組。
したたかな脚本、音楽。
低予算のインディーズ映画でこれだけ見せればたいしたものです。