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「パレーズ・エンド」ベネディクト・カンバーバッチの戦争と平和

パレーズ・エンド

WOWOWで7月9日再放送。

いわば「戦争と平和」の英国版、時代は1910年代、第一次世界大戦のころのお話。

たとえれば「戦争と平和」のピエールがクリストファー・ティージェンス、ベネディクト・カンバーバッチが演じている。

ターシャがヴァレンタイン、エレンがシルヴィアと思えば、だいたい物語があらましが想像できます。

クリストファーの妻となるシルヴィアが享楽的な生き方で結婚後も、その放蕩生活は変わらず、クリストファーを苦しめます。このあたりは「戦争と平和」のピエールの悩みと同じです。

プリンシプル(信条)に殉じて生きるクリストファー、

女性参政権運動家のヴァレンタイン、

進歩派の詩人や小説家の活躍を描いて、

1910年代、英国の雰囲気を活写しています。

このドラマがいまひとつ視聴者の共感を得られなかったのは、今日まで続く英国の身分制度、身分による軍隊での差別、女性蔑視をそのままに、ひとりクリストファーとティージェンス家の安寧を表現しているからでしょう。

ロシアの1800年代とは違います、シルヴィアの奔放な生き方(実際は貞節を守り通していた)への共感を示すラストがあれば今日の女性たちも納得の結末であったでしょう。