三国志のヒロインたち、有名な女性といえば貂蝉(ちょうせん)と蔡文姫(さいぶんき)でしょう。
ただ呂布を誘惑して董卓を殺す貂蝉(ちょうせん)は小説三国志演義で作られた架空のヒロイン。
いっぽう、蔡文姫(さいぶんき)は匈奴に拐われ妾とされて塗炭の苦しみを味わいますが、曹操によって救われました、こちらは史実です。蔡文姫(さいぶんき)の「悲憤詩」が残っています。
中国歴史ドラマ「曹操」では戦争に翻弄される女性の悲劇を丁寧に描いています。
大河ドラマの楽しみは役者がどれだけ歴史上の英雄を演じられるかにありますが、
「曹操」では曹操、袁紹、董卓、呂布と適役が多い。
ただ劉備、関羽、張飛役はいまひとつ、もちろん曹操が主人公のドラマですからそうなのでしょう。