モーツァルト聴きはやっぱりオペラがいいという人、河上徹太郎。やっぱり交響曲がいいという人、小林秀雄。
好みはいろいろ、ざっと平均に直すとピアノ協奏曲がいい、という人が多い、わたしもその一人。
ではだれの演奏がいいの?となるとこれも好み。
天真爛漫、いかにもモーツァルト弾き、なのがリリー・クラウス。
CDやブルーレイ全盛の時代にあってアナログレコードファンです。
集めたレコードを粗末に扱えない、という貧乏性も手伝って、いまだにレコードに針を落としています。
モーツァルトを「疾走する悲しみ」と評した人もいるけど、わたしには中島敦の「天上の音楽、ただ美しい」がぴったり、ただただ聞き惚れるのです。