映画「アメリカンスナイパー」
奇禍といっていいでしょう。
映画製作中に起きた映画の実在のモデル「クリス・カイル」殺人事件の衝撃が映画に重くのしかかっています。
遺族への配慮と了解を得るため脚本は大幅に変更されたでしょうし、クリント・イーストウッド監督でなければ完成公開はできなかったでしょう。
必見のセミドキュメンタリー映画です。
2013年2月2日、PTSDを患う元海兵隊員エディー・レイ・ルースの母親からの依頼で、同じく退役軍人のチャド・リトルフィールドと共にテキサス州の射撃場でルースに射撃訓練を行わせていたところ、ルースが突然カイルとリトルフィールドに向け発砲、両名は撃たれたことで死亡した。ルースは現場から逃走したものの保安官によって逮捕された[26]。
2015年2月にルースの裁判が開始され、2月24日に仮釈放なしの終身刑が言い渡された(ウィキペディアより引用)
戦意高揚映画だと非難する人もいれば、いやいや反戦映画の傑作という人もいます。
見方によりどちらとも受けとめられる微妙な作品作り、ギリギリセーフ、監督の老獪さでしょう。
折りしも集団安保法案審議の真っ最中、賛成の人も反対の人も2時間映画を観てさらに考えてみるといい。