「キドリントンから消えた娘」コリン・デクスター
キドリントンから消えた娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (1989/12) コリン デクスター 商品詳細を見る |
新米刑事モース~オックスフォード事件簿~が始まります。
全2話
WOWOW プライム二8/31(土)午後2:00~
「いや、私のいうこと聞け」
ストレンジ(警視正)がピシャリといった。
「エインリーはきみよりずっと優秀な警察官だった。
きみにこの件をたのむのは、じつはきみがあまり優秀な警察官じゃあないからなんだ。
きみのやり方は気まぐれすぎる。
きみはあまりに・・・まあいい」
とまあ、こう上司に押しつけられて、モース警部は家出娘の捜索を開始した。
コリン・デクスターの第2作。
デクスターはよほどミステリー作家という仕事が気に入ったらしい。
全シリーズのなかで一番楽しそうにタイプを叩いている。
コリン・デクスター、人生の中でもっとも充実した日々ではなかったかと思わせる。
あいかわらずオックスフォード近郊地図を指追いしながら読まなければいけない。
うんっ、平成16年11月26日再読、12月5日読了と鉛筆書きがしてある。
つまりわたしはこの本を読むのは3度目なのだ。
それなのになんと犯人を忘れている・・・幸せなことである。