「MOZU百舌」と「ロンググッドバイ」喫煙シーン解禁か?
この春、ハードボイルドドラマの秀作が立て続けに登場してテレビドラマファンのおじさんたちを喜ばしてくれる。
TBSの「MOZU百舌」とNHK「ロンググッドバイ」である。
両作品とも話題の原作をうまく読み込んで脚色、俳優やカスタムデザインも選びに選んでの力作である。
いままでのテレビドラマのワクを越えて秀逸な出来栄えである。
気になるのは両作品ともやたらとタバコを吸う場面が多いし、またその格好がいい。
最近のアメリカ映画やドラマでもやはり多くなっている。
宮崎駿のアニメ「風たちぬ」では喫煙シーンが多いとのクレームがあったらしいが、これらドラマではどうなのか。
おそらく訴訟ごとにはならないだろうとの判断と、そこまでとやかく言うことはないだろうという時代の空気がゴーサインを出したのだろう。
受動喫煙は迷惑な話だが、注意書きをいやほど読んだのち、それでも当人が喫煙するのは別段どうということはない。
国からすれば税収はあがるし、死亡率が高ければ医療2050年問題の一助ともなる。
「MOZU百舌」と「ロンググッドバイ」喫煙シーン解禁の先鞭となるのか、視聴者の反応が楽しみである。