映画「ゼロ・ダーク・サーティ」
ゼロ・ダーク・サーティ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] (2013/09/03) ジェシカ・チャステイン、|ジェイソン・クラーク 他 商品詳細を見る |
ドラマは誰もが知っているビンラディン殺害にいたるまでのセミドキュメンタリー。
ただビンラディン発見がマヤというCIA女性分析官のお手柄話となるとおそらく史実とは違うであろう。
キャスリン・ビグロー監督の知りえる情報がそこまでなのか、脚本上シンプルにしたのかはわからないが、結果として内容の薄いドラマになってしまった。
「ハートロッカー」で大注目のキャスリン・ビグローの映画手腕は大変なもの、どうも黒澤映画に似ている。
よほど黒澤を勉強しているのだろう。ドラマの筋立て、間の取り方、撮影技法、編集技術が「七人の侍」を彷彿とさせる。
ビンラディン襲撃が夜間というのは史実だから止む得ないが映画としては惜しい。
「ハートロッカー」には及ばないが知りたいビンラディン殺害のドキュメント映画として観る価値はある、
キャスリン・ビグロー監督の映画作りのウデも。
ビグローの次の新作を見たい。