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2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕やはり読みづらい翻訳

ル・カレの著作を流麗に翻訳されてきた村上博基さんの訳。 どうしちゃったんだろう、ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕はやはり読みづらい。 映画「裏切りのサーカス」の公開に合わせて大急ぎのやっつけ仕事だったんでしょうか。 多くの人…

映画感想「裏切りのサーカス」

ル・カレのスパイ小説、『ナイト・マネジャー』がBBCでドラマ化されるらしい。 その前に、ル・カレの傑作映画を観るのも悪くない。 ひさしぶり、大人のための傑作ミステリー映画である。 原作はジョン・ルカレの「Tinker Tailor Soldier Spy」 読んだのはも…

建築家リカルド・ボフィルについて(建築家シリーズ1)

1990年、わたしはフランスパリ、スペインバルセロナ、フランスモンペリエを旅行しました。 ただただ建築家リカルド・ボフィル(Ricardo Bofill)の設計の建造物を訪ね歩くという贅沢な旅でありました。 リカルド・ボフィル、現在ではあまり知られない建…

「水滸伝」19巻 完結編 なるほどだから面白い

「水滸伝」19巻 完結編 なるほどだから面白い北方水滸伝。 講談本では梁山泊に最後まで生き残るはずの楊志が北方版では第五巻で早々に死んでしまった、どうして? その後延々と続く楊令の成長物語はなぜ? 17巻から突然登場する女真族、どうして? 多く…